成長鈍化ピークアウト判定
「決算は良いのに、株価だけ下がる」の正体は、たいてい増収率の減速です。
30%成長が続く前提で高いPERを許容して買った株が、成長10%に鈍化する。 売上も利益も過去最高のまま、株価だけが3割落ちる。 このとき変わったのは業績ではなく、株価に乗っていた「この先も伸び続ける」という前提のほうです。
だからこのツールは増収率の水準ではなく変化(加速しているか減速しているか)を計算し、 それを今の株価が求めている成長率と突き合わせます。 そのうえで、減速が一時的なのか構造的なのかを分けます。 「鈍化したから売り」とは言いません——そう単純化した瞬間、 特需の反動で一度凹んだだけの会社まで手放すことになるからです。
用意するもの:決算短信1ページ目の売上高と営業利益を新しい順に3〜4期ぶん、会社予想、 そして証券アプリに出ている時価総額。5分で終わります。
まず動かしてみる
架空の3社です。実在企業の数字は1件も入れていません(業績も株価も動くので、焼き込めば必ず古くなるため)。
1. どう見るか
端末内にだけ残ります。共有リンクにもOGP画像にも載りません。
判定はすべて比率なので、そろっていれば単位は何でも構いません(時価総額の欄だけ億円固定です)。
本決算の売上高・営業利益を新しい順に並べます。増収率は前期比です。
格下げはしません。4つの軸をそのまま読みます。
2. 業績(百万円)
新しい順に並べます。3期ぶんあれば判定できます(4期ぶん入れると「減速が続いているか」まで見られます)。
| 売上高 | 営業利益 | |
|---|---|---|
| 直近期* | ||
| 1期前* | ||
| 2期前* | ||
| 3期前 | ||
| 会社予想 |
* の3つは必須です(伸びの「変化」を出すのに3期ぶん要ります)。
- ・売上高:決算短信1ページ目の「売上高」(会社によっては営業収益)。
- ・営業利益:決算短信1ページ目の「営業利益」。赤字は △ や - を付けて入れてください。
- ・会社予想:決算短信1ページ目の「◯年◯月期の連結業績予想」。入れると、会社自身が減速を織り込んでいるかが見られます。
3. 株価が織り込んでいる期待
ここが入ると、いまの株価が「この先どれだけ伸び続けること」を前提にしているかを逆算できます。
証券会社アプリや四季報オンラインの銘柄ページに出ている「時価総額」。株価 × 発行済株式数でも同じです。ここだけ単位は億円で固定しています。
決算短信1ページ目の「親会社株主に帰属する当期純利益」。PERを出すために使います。空欄や赤字のときは、PERの代わりにPSRだけで見ます。
計算はすべてこの端末の中で終わります。入力した数字はサーバーに送られません。